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ある宇宙飛行士が月に残した家族写真。そこには隠されたメッセージがあった。
January 11, 2017
1972年4月20日、アポロ16号に搭乗した宇宙飛行士チャールス・デュークは月面に彼の第一歩を記した。当時36歳、月面に降り立った飛行士としては最年少であった。
しかし、アメリカの歴史上燦然と輝く偉業はこれだけではなかった。

チャールス・デューク飛行士はアポロ16号月面着陸船の操縦士としてミッションに参加した。上記写真はデカルト着陸地点で初の船外活動を行い、ステーションNo.1にて月の石を採集しているところ。
そして彼は月面探索の間に、2人の息子、妻と一緒に撮った家族写真をカメラに収めている。
現在でも月面に残されているであろう写真が下記である。

そして、デュークは写真の裏面にこう書き添えている。
「これは1972年4月20日、地球から月に降り立った宇宙飛行士チャーリー・デュークの家族である」
下記はデューク自身が提供した写真のコピーであるが、一番左が長男のチャールス・デューク3世で7歳になったところ。赤いシャツが次男、トーマス・デュークで5歳。後列がデュークと妻のドロシー・ミード・クレボーン。

「私は常々月に写真を残すことを考えていました」デュークはBusiness Insiderの記者にこう語る。「月面に写真を置いたとき、これで私が本当に月へ行ったことを子供たちに証明できる、と思いました」
「写真はたくさんのアルバムから選んだのですが、宇宙探索における人間味のサンプルです」
デュークはこうつづけた。
デュークはアポロ宇宙飛行士に向けてのトレーニング中、ほとんどの時間をフロリダで過ごしている。彼の家族はヒューストンに居を構えていたため、子供たちがパパに会えるのはわずかな日数でしかなかった。
「いよいよ月に行くことが決まって、それを子供たちに伝えるときは興奮しましたね。そして、こう切り出したんです。パパといっしょに月に行きたい人?」
「家族の写真を持って行けるということは、家族全員で行けるということですからね」
デュークが月面を歩いてまもなく45年になる。彼が月の表面に残した足跡もほぼ変わらずそのままだろう。だがさすがにあのポイントで写真の状態はよくないだろうな、とデュークは思いを馳せる。
「45年後、月の表面温度は我々が着陸した地点で最高が200℃、夜になると-20℃くらいまで下がる。縮んで巻いていればこの気温の変化でも、写真に大きな変化はないだろう。置いたときはもちろんOKだったけれども、それ以降の確認はしていないし、ひょっとして消えてなくなっているかもわからない」
「でもあの時、どこかに消えてしまうかなど全く想像もしなかった。元々月面の着陸スポットに比較すればちっぽけな存在でしたから。
でも、あの写真が私たち家族にとって非常に意味深いものであることに変わりはない。
それが全てです」デュークはこう締めくくった。
家族の写真が月面に。ロマンがありますね。